すべてのアスリートや運動愛好家のために
“For All Athletes”
適度な運動・スポーツが健康に良いのは言うまでもありませんが、果たして全てのアスリートが「健康」と言えるのでしょうか。実際には息切れや疲れやすさなどの症状や記録の伸び悩みなどの不調を抱えながら競技に取り組むアスリートは少なくありません。ここに「スポーツ内科」の出番があります。
「スポーツ内科」とは、運動・スポーツにより生じる内科的な問題の予防・治療を行う分野です。アスリートや運動愛好家が抱える内科的な問題を解決し、コンディショニングやパフォーマンス向上につなげ、長く競技を続けられるようサポートします。
「スポーツ内科」と「スポーツ栄養」は密接に関係しており、スポーツ内科疾患の予防や治療にスポーツ栄養は不可欠です。それぞれのアスリートの目標達成に役立つ「スポーツ栄養」のページもぜひご覧になってからご予約ください。
スポーツ内科外来を受診される方へのお願い
- スポーツ内科外来は完全予約制で、ネット予約からの問診記入が必須です。
- 受付後すぐに尿検査を行うことがありますので、来院直前にお手洗いに行かないようご協力ください。
- 医師の判断で運動負荷肺機能検査(約10分間、バイクをこいでから肺機能検査)を実施することがあります。汗をかくため、必ず着替え・タオル・水分(スポーツドリンクなど)を持参してください。
- 高3までのアスリートは、最近5年間の身長・体重の記録を持参ください(あれば)。栄養相談で使用することがあります。
- 他院を受診されている場合、これまでの検査結果やお薬の情報、紹介状(あれば)を持参ください。
どんなアスリートが受診しているの?
年代
- 中学・高校・大学の運動部員
- プロや実業団所属のアスリート
- 社会人ランナーなどの運動愛好家
- 健康増進目的に運動している中高年
など
年代
- 陸上
- ジョギング
- 自転車
- 水泳
- 野球
- サッカー
- テニス
- ゴルフ
- バスケットボール
- バレーボール
- バドミントン
- 卓球
- 体操
- 柔道
など
レベル
- 日々の部活動に励んでいる
- スポーツ強豪校やプロへ進みたい
- 日本代表になりたい
- 市民マラソンで自己ベストを更新したい
- 趣味程度の運動だが安全に長く続けたい
など
スポーツ内科の主な受診理由
- 息切れ・立ちくらみする
- 記録が伸び悩んでいる
- だるい・疲れが抜けない
- 練習についていけない
- 走ると咳・痰が出る
- 足が重く終盤失速する
- おなかの調子がよくない
- 持病があるが運動したい
- 生理が3ヶ月以上こない
- 生理日を移動させたい
など
よく見られるスポーツ内科疾患
スポーツ貧血
運動・スポーツが原因で生じる貧血を「スポーツ貧血」といい、酸素が不足するため息切れなどの症状やパフォーマンス(持久力)低下を引き起こします。
原因として鉄欠乏やエネルギー不足が挙げられます。ヘモグロビンやフェリチンなどの血液検査結果から診断し、食事療法や鉄剤内服で治療します。
運動誘発性喘息
運動時に息切れ、咳、痰、喘鳴(ゼーゼー)などの喘息症状が引き起こされることを「運動誘発性喘息」といいます(もともと喘息と診断されていないケースでもあり得ます)。
診断には運動負荷肺機能検査を行い、喘息の有無や重症度など判断します。治療として運動開始前の気管支拡張薬の予防的吸入などが有効です。
※過呼吸(過換気症候群)とは異なります
女性アスリートの無月経
3か月以上生理がこない状態を「無月経」と呼び、放置すると骨がもろくなります。
疲労骨折のリスクが高まり、最悪の場合選手生命にも関わります。主な原因はエネルギー不足であり、治療は食事療法(エネルギー摂取量増加)が基本で、時に女性ホルモン剤治療を併用することもあります。
オーバートレーニング症候群
長時間にわたる過剰なトレーニングにより、運動中のパフォーマンスが低下し、日常生活でも疲労が続く状態です。
身体の疲れとともに、心の疲れ(うつ病)を認めることもあります。数か月以上の完全休養が必要で、その後段階的に運動量を上げつつ競技復帰を目指します。
相対的エネルギー不足
相対的エネルギー不足
エネルギーが不足する状態を指します。つまり「成長」や「トレーニング」に見合った分、食事で十分なカロリーを摂ることが出来ていない状態です。無月経、骨粗鬆症、貧血、免疫力低下、パフォーマンス低下、傷害リスク増加、うつ傾向など様々な問題につながります(右図)。
「目立った症状はないが何となく調子が良くない」原因が、実はエネルギー不足だったというケースは珍しくありません。治療には、エネルギー摂取量の増加やトレーニング内容の見直しが必要です。
スポーツ内科3つの特徴
1.ヘモグロビン フェリチンが院内即日で検査可能
最短でヘモグロビンは3分、フェリチンは30分で検査結果が出るため、速やかにスポーツ貧血の診断が可能。鉄剤が必要な時も院内処方なので便利です。
TP、ChE(栄養状態)、CK、LDH、AST(筋肉のダメージ)、ALP(骨の伸び)なども院内迅速で結果が出るため、コンディションをリアルタイムで把握出来ます。
2.スポーツ栄養士による栄養相談・サポート
スポーツ貧血などスポーツ内科疾患の予防・治療にスポーツ栄養は不可欠。当院にはスポーツ栄養士(アスリートの食事・栄養に詳しい管理栄養士)が在籍しており、医師との連携もスムーズです。
3.無料でInBodyによる体組成測定
毎回、InBody(高性能体組成計)で身体の変化を測定可能(無料)。日々のトレーニングや食事の成果を正確に把握し、その先の身体づくりに活かしましょう。
スポーツ内科外来 診察代の目安
何らかの症状や不調があれば保険診療となります。診察代は、実施する検査の内容や栄養指導の有無、処方の内容などで変わりますが、初診で標準的な診察と血液検査を実施した場合、3割負担で約3,500円となります。
※こども医療費助成制度の適応であれば(お住まいの地域や年齢などの条件を満たす必要があります)自己負担額は大きく軽減されます(例:枚方市の中学校3年生は500円となります)。
診察+血液検査の場合 | 約3,500円(3割負担の場合、概算) |
---|
スポーツ栄養相談について
適切なスポーツ内科診療のためには、スポーツ栄養士による栄養調査や指導が不可欠です。
検査の待ち時間に「貧血予防」「成長や練習量に見合ったエネルギー摂取」「免疫力アップ」「パフォーマンス向上」などを目的とした「スポーツ栄養相談」を受けていただくことをお勧めします(初回30分780円、2回目以降20分600円)。
あなたの目標達成を栄養面からサポートします。
栄養相談(スポーツ内科外来を受診される場合) | 初回 780円(2回目以降 600円) |
---|
クリニック概要INFORMATION
ゆうき内科・スポーツ内科
[所在地]
〒573-0031 大阪府枚方市岡本町7番1号 枚方ビオルネ4階
Google Mapで開く
[アクセス]
当院は、原則として中学生以上を診療しています。ただし診療内容によっては幼稚園児(予防接種)、小学生(風邪や小児喘息、スポーツ内科疾患)も対応可ですので、お問い合わせください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
午前9:00 – 13:00 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 9:00〜17:00まで診療 |
午後16:00 – 19:00 |
〇 | 休 | 〇 | 休 | 〇 |
休診日 : 火曜午後、木曜午後、日曜・祝日
当院は予約優先制の内科クリニックです
当院は予約優先制の内科クリニックです。出来る限り前日までにご予約の上、お越しください。
当日予約や予約なしの患者様につきましては、待ち時間が発生する可能性があることをご了承ください。